介護脱毛という言葉、ご存知ですか?
少子高齢化の問題が深刻化すると、その先に待っているのは高齢者に対する介護の問題です。
若い年代の方の場合では、ご自身が介護されるシーンなど、到底想像もつかないでしょう。ですが、40代、50代、60代…と年齢を重ねると、そろそろ、将来的に誰かに介護される可能性がある自分自身について、真剣に考えておかなくてはならなくなります。
そして、誰かに介護される立場になったときには、介護をしてくれる方に、極力迷惑がかからないように注意しなければと考えるようになるでしょう。
介護脱毛ってそもそも何?
介護脱毛って、あまり耳慣れない言葉ですよね?介護脱毛とは、将来的に自分が誰かに介護されることを想定し、VIOラインなどのムダ毛をなくしておくための脱毛です。
ではなぜ、介護が必要になったときに、VIOラインなどのムダ毛がないほうがいいのでしょうか?
まず、介護には、食事や着替えなどのほか、入浴も含まれます。さらに、要介護度が高くなった場合では、誰かに排泄物のお世話もお願いしなくてはならなくなるでしょう。
そして、このようなときに、介護する側の立場に立って考えるのであれば、少しでも自分の負担を減らしながら高齢者のお世話をしたいという思いが強くなるのはおわかりいただけますよね。つまり、お風呂の際や排泄物のお世話の際には、処理の邪魔となるムダ毛はないほうがありがたいということになります。
また、介護される側としても、ムダ毛がボサボサの状態を他人に見られるのは恥ずかしいですし、デリケートゾーンに排泄物が付着した状態を、他人に見られるのも恥ずかしいものです。
このように、介護する側、される側双方の立場から考えて合わせてみると、介護脱毛は必要であると判断することができます。
介護脱毛は相手への思いやり
高齢者のお風呂や排泄物のお世話は、実際に行った経験がないとわからない大変さがあるといいます。
たとえば、高齢者をお風呂に入れるときには、身体に力が入らない高齢者が、お湯でおぼれてしまわないように注意しなければなりません。その上で、脇やデリケートゾーンなどもしっかりと洗う必要があるのです。
そのようなときにムダ毛があると、洗い流す時間が長くなり、介護を行う方の負担が大きくなります。
また、おむつ交換後には、タオルやウェットティッシュなどでデリケートゾーンの排泄物を拭き取ります。その際にムダ毛があったのでは、お肌だけではなく、ムダ毛に付着した排泄物も拭きとらなくてはならなくなり、大きな手間です。
そして、介護を行う方の負担を少しでも軽減するという意味で役立つのが、介護脱毛になります。つまり、介護脱毛は、介護を行ってくれる方への思いやりでもあるということですね。
脱毛は長いスパンで考えましょう
「自分が介護されるまでにはまだ時間があるから、脱毛はもう少し先でいいかも…」こうお考えになる方は多いことでしょう。
ですが、脱毛は1回で完了するものではありません。数カ月~1年程度の期間が必要になるのが一般的です。
また、ニードル脱毛は別として、光脱毛やレーザー脱毛で脱毛するとなると、できる限りムダ毛の色素が濃いうちに脱毛しておくことが望ましいと考えられます。それは、光やレーザーがムダ毛の黒いメラニン色素に反応する性質を持っているからです。
そして、年齢を重ねて白髪になってしまった場合、光やレーザーへの反応が弱くなり、思うように脱毛ができなくなってしまうこともあるでしょう。
介護脱毛を開始するのであれば、ムダ毛の色素が濃いうちから行っておくことが望ましいと考えられます。あなたが40代後半以上の年代なのであれば、早めに介護脱毛を開始しておくことが望ましいでしょう。
おすすめはこの脱毛方法
ムダ毛の色素が濃い状態であれば、光脱毛よりもレーザー脱毛のほうがおすすめです。というのも、光よりもレーザーのほうが、濃い色素の対する反応が強く、短期間での脱毛が可能だからです。
また、ニードル脱毛という選択肢もありますが、この脱毛方法は完了までに長期間を必要とします。また、たくさんの部位の脱毛には適していません。
つまり、消去法で考えるのであれば、ムダ毛の色素に反応しやすく、脱毛部位が多くても短期間で脱毛することができる、レーザー脱毛がおすすめできるということです。
おわりに
「介護なんて自分には関係ない」そう思っていても、ご自身の意志とは関係なく襲ってくるのが、老化という現象です。
いざ介護されるという段階になって、恥ずかしい思いをしたくない、そして、介護を行ってくれる方に極力迷惑をかけたくないという方は、少しでも早い時期から、介護脱毛を開始してみてはいかがでしょうか。
脱毛の開始時期は、いつであっても早すぎるということはありません。介護脱毛をやってみようかな…という方は、まずは美容外科などで、カウンセリングだけでも受けてみることをおすすめします。
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