埋没毛ってなんでできるの?その原因と危険性、対処方法について
なんだか脇の下がザラザラ。ちゃんとムダ毛処理しているのに…。このような方は、まず、鏡でじっくりとご自身の脇の下を確認してみてください。そこには、黒いポツポツができていないでしょうか?
もしできているとすれば、それは埋没毛の可能性が高いと考えられます。また、埋没毛は脇の下に起こりやすい症状ですが、脚のすねや二の腕にも起こりやすいといわれており、広範囲に渡ってできてしまうとかなり目立つことも。
それだけではいざしらず、ニキビや炎症の原因になることもあります。そこで今回は埋没毛が起こる原因、そして、適切なケアの方法についてご紹介していきますので、参考にしてください。
埋没毛の原因とは?
それではまず、埋没毛の原因について考えてみることにしましょう。埋没毛が起こる原因、それはズバリ、毛抜きやワックスによるムダ毛処理です。
これらのムダ毛処理方法には、その場でムダ毛を処理できるというメリットがあります。しかし、健康な毛を毛抜きやワックスで無理に引っこ抜くわけですから、当然のことながら、毛穴とその周囲には大きな刺激を与えてしまいがちです。
すると、刺激を受けた部分では「皮膚を守れ!」というパニックが起こり、表皮を厚く硬くして、外部から受ける刺激を防御使用とします。
つまり、身体が持つ防衛機能が働くということです。これにより、皮膚が厚く硬くなってしまうと、毛穴の奥から新たに誕生してきた毛が皮膚を突き破ることができず、そのまま皮下で成長することになります。
これが、埋没毛の状態です。
また、毛抜きやワックスによる無理な脱毛が、最も埋没毛を作り出す原因になりますが、カミソリやシェーバーで刺激を与え続けることによって埋没毛が起こることもあります。
埋没毛がニキビの原因になることもある!?
埋没毛ができたからといって、即座にその部分にニキビができるわけではありません。ですが、硬い毛がそのまま成長して周囲の細胞を傷つけてしまった場合、そこから炎症が起こってニキビができることがあります。
さらに、脂肪の塊のようなしこりができることもあり、この状態になってしまうと、外科手術によって摘出しなければならないケースにまで発展することも。
外科手術は皮膚科で受けることができます。一方、傷口の美しさを考慮するのであれば、皮膚科ではなく美容外科クリニックにお願いするのがベストです。
埋没毛ができてしまったら
埋没毛はセルフケアで改善できることもありますが、それには長期間を必要とすることが考えられ、状態によっては改善が難しいこともあるでしょう。
それでは、セルフケアの方法と、医療機関でのケア方法をご紹介します。
セルフケア
まず、皮下のムダ毛が伸びて、皮膚を突き破りそうなほど盛りあがってきているのであれば、消毒したピンセットまたは毛抜きで、軽くムダ毛部分を引っ張ってみてください。
これは、まだ皮膚が厚く硬くなっていないときに起こりやすい症状です。この段階であれば、ピンセットまたは毛抜きで簡単に引っ張り出すことができることが多いでしょう。
ただし、この方法でムダ毛を取り出すことが困難であれば、無理に引っ張らず、次の方法で試してみてください。それは、ピーリング剤やスクラブでケアをしてみるという方法です。
皮膚が厚く硬くなっているということは、ターンオーバー周期が大幅に遅れていると考えられます。そこで、ピーリング剤やスクラブで強制的にターンオーバーを速めれば、角質層が薄くなり、ムダ毛が自然に毛穴から露出してくる可能性が高まるという仕組みです。
ここで注意していただきたいのは、毎日ピーリング剤やスクラブを使用しないようにしましょう。過剰にケアしてしまうと、今度はお肌がバリア機能を失い、乾燥肌や敏感肌といったトラブルが起こりやすくなります。
医療機関でケア
美容外科クリニックをはじめとする医療機関では、切開手術、内服薬治療、外用薬治療などで埋没毛を治療することができます。美容外科クリニックでの治療はほとんど自費診療となりますが、知識も豊富で技術も高く、安心感が段違いです。
おわりに
埋没毛は、見た目に問題が生じるだけではなく、放置しておくと炎症やニキビの原因になることもあります。埋没毛を治したいという方は、まずは今回ご紹介したセルフケアで改善対策からはじめてみましょう。
また、セルフケアではどうにもならないと感じた場合、是が非でもセルフで何とかしようとせず、必ず美容外科クリニックなどの医療機関に相談してください。
そのためには、まずはカウンセリングに足を運ぶことです。カウンセリングを受ければ、今現在の埋没毛の状態がハッキリとわかるだけではなく、医師の見解も確認することができますので、受けておいて損はないはずですよ。
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